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豊橋鉄道1800系電車(とよはしてつどう1800けいでんしゃ)は、2000年に登場した豊橋鉄道(豊鉄)渥美線の通勤形電車。東京急行電鉄(東急)7200系を譲り受けた車両。 == 概要 == 渥美線では、1997年に架線電圧を600Vから1,500Vに変更する際、親会社である名古屋鉄道(名鉄)から7300系の譲渡を受け、すべての車両を入れ替えた。しかし、加速性能の低さから昇圧と同時に実施された増発(15分間隔→12分間隔)に伴うスピードアップに対応できず、昇圧前のダイヤに戻すことになってしまった。そこで、加速性能の向上と乗降時間の短縮を図るため、2000年に導入されたのが本系列である〔ただし、このダイヤでは途中に交換設備のない杉山駅 - 神戸駅を12分以内で行き来しなければならず、これは本系列によっても困難である。したがって、ダイヤは現在に至るまで昇圧前とほとんど変わっていない。〕。なお、本系列の導入により7300系を全廃し、渥美線の列車はすべて3両編成で運行されることになった。 地上設備の関係上、回生ブレーキを使用停止としたほか、一部車両で台車〔ク2801 - 2803・2806 - 2810がPIII-708形から東急8000系廃車発生品のTS-815Fに枕梁を新造し組み立てたTS-815T形に交換された。ク2804・2805のTS-839形はそのまま使用されているが性能及び形状がほぼ同一のため名称はTS-815T形に統一された。(台車枠の銘板参照)〕やパンタグラフ〔モ1812号は運行開始後しばらくしてパンタグラフ破損のため舟体形状の異なる同系統の菱形パンタグラフに交換された。1804F - 1806Fはシングルアーム式に交換された。2015年4月、1802Fはシングルアーム式に交換された。1803Fは中間車のモ1813号のみシングルアーム式に交換された。〕、補助電源装置〔ク2806・2810は50kVAのSIVから、ク2807 - 2809は90kVAのMGから、それぞれ90kVAのSIVに交換された。ク2806は新製品、ク2807-ク2810は形状から小田急廃車発生品。〕、列車無線アンテナ〔東急時代の逆L型アンテナから7300系で使用されていた物への交換。使用周波数帯からいえば問題ない為、詳細な理由は不明。〕が交換された。 全編成で冷房装置がPRU-2204から順次、東急廃車発生品のPRU-2204HC、PRU-3016を取り付け現在は全車PRU-3016で統一されている。 全編成で運転台のガラス(モ1811 - 1813・1860を除く)〔デフロスタ付きガラスへの交換、車両によりデフロスタの電源がDC100VとAC200Vがある。〕が交換されデフロスタが使用可能になった。 電装品のメーカーによる番号の区別はなくなったが、編成別に同一メーカーに揃えられている。 行先表示機は、通常使用される新豊橋、三河田原、高師のほか、大清水、老津、試運転、回送、団体の表示が可能である。通過標識灯は使用されていない。 導入当初は赤を基調とした基本デザイン、青を基調としたなぎさ号、黄を基調としたなのはな号、緑を基調とした新デザインの4種があり、イベント期間を除き特に区別なく運用されていたが、2013年1月12日より三河田原駅周辺整備事業と連動してそれぞれ異なる花のラッピング装飾が行われ、現在は全編成が「渥美線カラフルトレイン」として運行されている〔カラフルトレイン 豊橋鉄道ホームページ。〕。通常は10編成のうち7編成が使用され、予備車両及び検査車両の3編成は高師駅、車両区で留置されている。 ク2800形に車いすスペースが設置されているが、十分な広さとは言い難い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「豊橋鉄道1800系電車 (2代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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